こんばんは、るーるーです。
2歳の子どもが、一日中話してて、それに対応するのに疲れてしまいました。
また、ごっこ遊びや、子どもが何かになりきっている遊びも、「ママは、サザエさんのママね!」など、私に何を求められているかわからないのでどうしたらいいか困っていました。
このところ、いつも私の子育てを助けてくれていた『語りかけ育児』という本を読んでなかったので、再び読んでみたところ、きちんとごっこ遊びについても書かれていました。
『語りかけ育児』の本は、いつも私が困ったときに見ると子どもとどう接したらいいか教えてくれます。
今回は、この本の、「2歳から2歳5か月まで」の所で、助けになるところを振り返ってみたいと思います。
2歳の子どもと遊びたくなくなったり、疲れたり、辛くなったりした人の助けになればなあと思います。
『語りかけ育児』からわかる、子どもとの接し方
2歳から2歳5か月までの子どもの発達の様子
- 言葉の発達はほかの分野の発達と結びついている
- 初めて大人の指示にしたがえる
- まだ、ひとつの感覚にしか注意を向けられないので何かをやっているときは全く聞こえていない
- 親の遊びの誘いに全然耳をかさないくらい注意が発達していない場合は、1対1の静かな時間を作って、こどもの注意を引くものについて話すようにすると3週間後に改善
- 「ビスケットはご飯の後、いまはあげない」と言えば納得してくれる
こどもに指示しなければならないとき、守るべきこと
- 何かをやめてテーブルにつかせたいときは、前もって何度もそう言っておくこと
- こどもがあなたに注意を向けているときしか指示を聞けない
- いまやっていることが面白くなるような指示が一番 例)スプーンを口に持っていきながら「ひこうき、ぶーん、ぶーん」など
- 着替えの手順なら、「次はズボン」とその直前に言ってあげるとよい
子どもとの接し方
- 毎日30分間だけは、こどもとしっかり向き合います
- この時間は、ことば・遊び・注意力・心の発達に大いに役立つ
- できるだけ「だめ」と言わず、いけない理由をこどもに説明しましょう
- 愛する大人が自分にかかりきりになってくれていると感じると、子どもは自分に自信をもつ。なんとかして愛情を得ようとするストレス(多くの場合わがままになる)を感じなくて済みます
- 子供の遊びを豊かにするために手助けできることはたくさんある
- 大人がヒントを与えてやれば、子どもはひとつのおもちゃでいろいろ遊べるようになる
- 遊んでもらっていない子どもを見るたびに、私は悲しくなります。例)多くの人の手で育てられた子どもがいたが、誰も本当には遊んでやってなかった。いつも一緒に遊んでやれば同じ経験を通して会話の内容が豊かになります。これは、1対1の場合に一番うまくいく
- 子どもは一つのことにしか注意を向けられない。それを知らないと、全然言うことを聞かない子だと思ってしまう
- 親が一緒に遊ばないと、子どもはおもちゃを使って遊ぶことはできない
- おもちゃはいつも同じ場所に置いてあげると、こどもが探し回らなくて済む
- 床や机の上には空きスペースがあって、遊べる場所がたっぷりあるようにします
語りかけ育児のやりかた
子どもの注意しているものに、一緒に注目しましょう
- 例えば、レストランで経験したことを、整理して説明してあげると、ごっこ遊びでも、めちゃくちゃにならず、できるようになる
- 過去の事を話してやることは、日常のできごとをしっかりわからせるのにとても役に立つ
- 「どうしてそう思ったのか」、とか「なぜそうしたか」を話してもいいし、どんどん新しい言葉を使いましょう
- 子どもの興味に合わせて話している限り、こどもは自然に言葉を覚えていく
- その瞬間起きていることに対して、ぴったりしたことを言って、あなたの意図をはっきり伝えましょう 例)積み木の塔を作って、「ぐらぐら。あれれ、ひっくり返った」と倒れる瞬間に言う、ということ
- こどもと親が同じものに注意を向けるということが、コミュニケーションや、社会生活への参加の仕方を学ぶ上で一番大切な準備
- この年齢で他人と同じものに注意を向けられるかどうかによって4,5歳になってから他人の考えや感情をわかるようになるかどうか、心の触れ合いができるようになるかが決まるのではないかと研究者の間で言われている
- 一緒に遊んでいるときは、これまでと同じように、こどもの注意していることに「実況中継」してあげる
- 一緒にお医者さんごっこをしているときに、処方箋を見せたり、店員を演じているときにはかりの使い方を教えられる
- こどもが塔を作れるようになったら、二重の塔の作り方を教えると面白い。やり方を見せたら、子どもにやらせてみましょう。もっとやってほしければ、子どもから言ってくれるでしょう
- 何かを提案するなら、提案にとどめ、けして命令にならないようにしましょう
- 遊びの中で、指示しない方がいいことは、研究で確かめられている
- 聞くことを楽しめるようにするために、わらべうたが向いている
- 自分の物語を替え歌にして歌ってもらえれば大喜びするでしょう
子どもにとって良い話し方
- 生き生きしたはずんだ調子で話す
- 大人に話すよりゆっくり大きめの声で話す
- こどもの言いたいことを繰り返してあげよう
- こどもが発音を間違ったら、その言葉を短い文中で何度も言ってあげる。「そう、あれはゴリラ。ゴリラは大きい。大きなゴリラ」
- 文が混乱していたり、不完全だったら、言いたいことを代わりに言ってあげる
- 子供の言ったことが聞き取れない時は、「ごめんね、よく聞こえなかった」と、聞きとれないのは、大人の責任だとこどもに思わせるようにする
- 発音を良くするためには、短い文で話してあげたり、どんどん新しい語を取り入れるようにする
- こどもがわからないかもしれないことを話すときは、繰り返して、言ってあげる。例)「薄切りをしているの。じゃがいもを薄く切っているの。はい、じゃがいもの薄切り」
- こどもの言うことをふくらませましょう「ママはお買い物」に対して「そう、ママはお買い物に行ったのよ、新しい靴を買ったのよ」と返事してあげる
- 子供の言い方を直したり、ことばや音を真似して言わせようとしてはいけません。大人は、最適な方法で子供に話しかけることだけ。
- 答えさせるための質問は絶対しないこと
- 禁止する時は、子どもを抱えて移動させてしまいましょう。否定的な言い方もなるべく少なくしましょう
- いけない理由を説明する時間をたっぷりとること。好き嫌いにかかわらずしなければいけないこともあると説明することが必要
- 何について話しているかをはっきりこどもに話して、会話に仲間入りさせましょう
ふり遊びとごっこ遊びは、子どもの成長にとても大切
<ふり遊び>
人形に帽子をかぶらせ、ベビーカーにのせて散歩に出かけるなどの真似は、他人の行動をやってみてどういう風に感じるかを知り、自分と他人の区別をつけるのを助ける点でとても大切なのです。p313
おとなが手本を見せると、自分の遊びが膨らむので大人の参加は大歓迎。
人形はお風呂の後飲み物が欲しいかもしれない、ベッドに入れた後おやすみを言ってあげたら、と子どもに提案してみましょう。
<ごっこ遊び>
ごっこ遊びとは見たことを再現するだけでなく、物語をつくるものです。
その話に共感してくれる大人がいればいっそう豊かなものになります。
役割を交代して、売り子になったり、お客になったりするのが大好きで、その役割をやってみてどんなふうかを感じるのです。
一部るーるーが省略『語りかけ育児』p313より
なるほど、子どもがいろんな人になりたがるのは、その人になってみてどんな感じがするのかを確認しているんですね。
ごっこ遊びやふり遊びは、人の気持ちを理解するということにつながる大事な遊びだったのですね。
まとめ
語りかけ育児のやり方は、今のところ(2歳5か月まで)は
- 静かなところで1対1で、子どもが注意を向けていることに対して話す
- しかも、ゆっくりはっきり、短い文で話し、その瞬間に合ったことを言ってあげること
- 子どもがわかっていないような新しい言葉は、いろんな短い文にして単語を繰り返すこと
- そして、子どもが間違った発音をしても、指摘せず、正しい文を聞かせてあげる
- まだ一つの事にしか注意が向けられないということを頭に入れておく
大人が一緒に遊んであげ、ぴったりなことを言ってあげることによって子どもは世界を理解して広げていくので、大人が一緒に遊ぶ、しかも楽しく遊ぶことは重要だということを再認識しました。
ごっこ遊びや、ままごとなどが苦手な人は、本記事のごっこ遊びのところを見たり、『語りかけ育児』の本を読むと、けっこう意識が変わって、遊びが有意義なものになるのではないでしょうか。
子どもに色々世界を知ってほしい、楽しい体験をさせてあげたい、知育が気になっている、愛情不足になっていないか気になる、とにかく子育てで何もわからず不安、などの人たちに『語りかけ育児』はおすすめです!!
私も、全然できていなかったものが、読んだだけで意識が変わり、うまく子どもの相手をすることができるようになりました。
でも、だんだんやり方を忘れてきたり、子どもが成長したりで、またうまくいかなくなってきたら、またこの本を読みたいと思います。
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