こんばんは、るーるーです。
私が子どもの頃、とてもよく面倒を見てくれた遠い親戚のおじいさんは、もう93歳になりました。
山の中の自然の中で、今もそのおじいさんは暮らしていますが、久しぶりにおじいさんに会いに行きました。
昔、良い経験をたくさんさせてくれたおじいさんに、ありがとうと言いたかったし、今どうしているのかな、と思ったからです。
久しぶりに会いましたが、ちゃんと私の事覚えてくれていました。
昔と変わらない優しい話しぶりにうるっとしてしまいました。
そのおじいさんが話してくれたこと
「戦争ほどばからしいことはないよ」
「東京の大空襲のとき、そこにいたけど、東京が一瞬でなくなってしまったことを見て、これほどみじめなことはないよ」
って話してくれた。
あと
「天明の大飢饉のときに建てられたこの家をそのまま残していこうと思ったんです」
って。
そんなに大きくはない家ですが、お庭もしっかりしていて、仏壇や家の柱もとても太く、風格を感じるおうちにおじいさんは住んでいます。
おじいさんは、そういう昔の人が想いをもって作った家を大事にしているんだなあって、人の事を大事にしているおじいさんらしいなって思いました。
うちの亡くなったおばあちゃんも、そのおじいさんも戦争の話をする
お世話になった遠い親戚のおじいさんと私が会う機会は、もうそんなにないんじゃないかと思います。
そういう時に、おじいさんが話したことは戦争の事だった。
何よりもまず、戦争の話だった。
それくらい、おじいさんが私たちに伝えたいことなんだと思った。
うちのおばあちゃんも、年を取るにつれて、戦争の話をたくさんするようになった。
もう自分に残っている時間が少ないってわかってから、生きてる人に伝えたいことは、戦争だけはしないでほしいってことなんだなって、今わかりました。
子どもや人を大事に、いつも愛を与えられる人になりたい
遠い親戚のおじいさんは、遠い親戚にも関わらず、私や弟の面倒をよく見てくれました。
今でも、おじいさんは、グリーンツーリズムの農家の宿をやったりして、子どもたちに色々教えているそうです。
おじいさんの話しぶり、優しい表情などから、本当に人を大事にして、人に愛を与えていることがわかります。
愛を与えるというか、相手の存在をそのまま受け入れているような感じですかね。
また、あふれる愛で人を満たすような人をもう一人見つけました。
大学の先生なのですが、子どもに対しても、親に対しても、誰に対してもすごく優しく、その存在を受け入れているような人です。
落ち込んでいる人にははげまし、自己肯定感が低いような人には、たくさん注目してほめてあげたり、誰の事も拒否したりしません。
私が生きてきた中で、人に対してこんなに愛を与えられる人は、この二人ぐらいしかいませんでした。
ギスギスとして今の社会で、すごく珍しい、すごい人たちだなあと思いますが、私も、まだまだ修行が足りないですが、こういう人になりたいです。
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