こんばんは!るーるーです。
今日は図書館から借りてきた『児童精神科医ママの子どもの心を育てるコツBOOK』で得たヒントを忘れないようにメモしたいと思います。
心を育てるってどうやるの?と気になったので借りてきました。
それに、児童精神科医の本は今まで読んできた中でも参考になることが多かったです。
心を育てるにはどうすればいいの?
子どもからの働きかけに「応答」することです。
子どもの発声に
- 返事をする
- 笑みを返す
- 自分でやりたいことを応援する
- 病気なら看病する
など、応答はいろんなやりかたがあります。
応答するには、
- 子どもの動きや声、機嫌などを観察する。
- 子どもの合図を正確に読み取る。
- 子どものニーズを満たす
子どもが出しているサインがきちんと受け止められ、ニーズが叶えられると、子どもは「大切にしてもらえている」と感じ、親子の基本的信頼感が生まれる。
そして、自己肯定感が育つ。
基本的な応答のやり方
- 甘えたい気持ちに応える~泣いているとき「どうしたの?」と優しく声をかけたり、頭をなでなでしたり。抱っこなどスキンシップもよい。子どもが不安な時は守ってあげる
- 自立したい気持ちに応える~危険なこと以外はなるべくやらせてあげる。
- 話したい気持ちに応える~子どもの話にきちんと耳を傾ける。子どもが話すのを最後まで聞く。言葉にならない思いは代弁してあげたりもよい。こどもがきちんと伝えられたと達成感を得ることが大事。
年齢に応じてできること
0~3か月・・・お世話の時に、穏やかに声をかけてあげる。手をマッサージしてあげる。赤ちゃんの30cmくらい離れたところでおもちゃを動かし、目で追わせる遊び。
3~6か月・・・声掛けや表情などで、積極的に反応を返してあげるとよい。
6か月~1歳・・・いろんな素材のものを触らせる。ハイハイを促すために、少し遠くからおもちゃを見せたり声をかける。まねっこ、受け渡しごっこ。「くつをはこうね」とか話しながらお世話する。代弁してあげる。
1歳~1歳6か月・・・子どもからの十分な発信を待たずに、先回りして反応してしまう勘のよすぎる親にならないようにすると、子どもの学びになるし、達成感も得られる
1歳6か月~2歳・・・五感を使うこと、そしてその驚きや喜びを共感してあげる。
2~3歳・・・自己主張を頭ごなしに否定せず、自分で選択する機会を与えるとよい
3~4歳・・・手足の筋肉を思いっきり使った遊び、折り紙、人形遊び
4~5歳・・・公園、お絵描き、はさみ、トランプ、かるた
5~6歳・・・けん玉、こま、水泳、お店屋さんごっこ、絵本
6~7歳・・・だるまさんころんだ、氷鬼、道順を地図に描く、友達と遊んだ話に耳を傾ける
就学後・・・学校で感じたことを聞いてあげる。失敗したことは、失敗を繰り返して上手になればいいと伝える。
中学生・・・いつでも気にかけていること、話を聞く準備はできていることを伝える。
家ではのびのび心を緩められる環境を用意してあげるのが重要。
親がしないほうがいいこと
- 親の願望を押し付ける
- 過保護にする~細かく指示をだしたり、できることをやらせないことはよくない
- 感情的になる
- お母さんが一人で子育ての大変さを抱え込むこと→誰かに相談したり話し相手を見つけたり、実家に頼ってみたりして、孤独にならないようにしよう
効果的な叱り方
- してほしくない行動を無視する(許しがたい行動の場合は、取引する方法と、選択肢を与える方法がある)
- 十分待ってから、してほしい行動を指示する。目を合わせておだやかだけど、はっきりした口調で。やってくれたらありがとう、などと言う。
- 予告する、警告する、責任を取らせる
体罰は、悪影響しかないので絶対にダメ!
どうしても怒ってしまう人は
- 自分がイライラしてしまうのはどういうときかを把握する。
- 前もってきめておいたコーピング行動(対処方法)をとる(例:ゆっくり5回深呼吸をする、ストレッチをする、鼻歌を歌う、植木に水をやる、飴をなめる、などすぐできること)
自己嫌悪に陥りそうになったら、「まだ練習中だし、イライラを抑えきれない時もある。今回の事は謝っておこう」と認知を切り替えて、子どもに「イライラして言いすぎちゃった、ごめんね」と伝える。
まとめ
心を育てるにはどうしたらいいのかや、叱り方、怒ってしまうときどうすればいいのか、このことに悩んでいたので、大変参考になりました。
この記事に書くことができたのは、1章と2章のほんの少しの部分だけですが、まあまあ順調に子どもが(現在2歳)成長しているので、この部分だけで今のところは良さそうです。
3章や4章には、もう少し子どもが大きくなってからのこととか、悩みがあるときどうするか、たくさんのQ&Aが載っていました。
この本には、子育ての基本的なやり方が書かれていると思うので、みなさんにおすすめです。
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