親になるには訓練が必要、親にとって大切なこと

こんばんは、るーるーです。

今日は、子が寝るまでに1時間半もかかり、イライラしてしまいました。

イライラが伝わって寝てくれなかったのかもしれません。

話がそれましたが、今回も図書館で借りてきた本の中に、参考になるものがあったので、メモしていきたいと思います。

『ゴードン博士の親になるための16の方法 家族をつなぐコミュニケーション』という本です。

目次(本の目次ではなく、この記事の目次です。リンクはしてません)

・子どもが心をとざす対応

・では、どうやって相手の話を聞けばよいのか

・悩みや問題を抱えているときのサイン

・「あなたメッセージ」は攻撃的なのでやめ、「私メッセージ」で伝えよう(自分が嫌だったり困っているとき)

・私メッセージで言っても反発されたときどうするか。相手の言い分にも耳を傾けよう

・「えらい!」よりも「嬉しい」、「ありがたい」、「安心した」という私メッセージで伝えるといい

・家族力を高める私メッセージ

・対立は誰でも起こるし、自然なこと

・勝負なし法の6つのステップ

・環境を変えて問題を解決する

・価値観が違っていたらどうするか

・価値観の対立を解消する4つの知恵

・家族力の源泉は夫婦の関係にある

子どもが心をとざす対応

たとえば、転校した子供が新しい学校になじめなくて「前の学校に戻りたい」とあなたに自分の悩み(不安)を打ち明けたとき

  1. 命令・指示 「文句言わずに今の学校にいきなさい」
  2. 脅迫・注意 「前の学校に戻ってもいいことなんかないよ」「そんなわがままな子にはもうゲーム買ってあげないよ」
  3. 説教・訓戒 「今の学校へ行くべきよ。誰だって辛いことがある。もう前の学校に戻れないのはわかるでしょ」
  4. 提案・忠告 「それじゃ、ひとりでアパート暮らしする?それとも私立の学校に編入する?」
  5. 理屈・講義 「今の学校は評判が良くて、とても恵まれた環境なのよ」
  6. 非難・批判 「わがままね!」
  7. 同意・ほめる 「じゃ、学校辞めてもいいよ」「あなたは頑張り屋さんでしょう」
  8. 侮辱・ばかにする 「ちょっと嫌なことがあるとすぐ弱音はいて、弱虫ね」
  9. 解釈・分析 「今の学校の校則が厳しいからそんなこと言うんでしょう、また先生に反抗的な態度をとって嫌われ者になってるんじゃないの?」
  10. 同情・激励 「子どもも大変よね、がんばれ」
  11. 尋問・質問攻め 「なんでそんなこと言うの?先生に叱られたの?友達にいじめられたの?何が言いたいの?」
  12. ごまかし 「今はその話はいいから、おやつ食べよ」

提案は、それが良い結果にならなかったとき、相手が自分で責任をとらなくなるかもしれない。うまくいったとしても、また解決してもらおうと依存心が強くなるのでNG。

同意は、悩んでいる人にとってはあっさり同意されると突き放されたように感じることがあるのでNG

ほめることは、大切ですが、悩みや問題を抱えているときは逆効果になることがある。ほめておだてて、思い通りにコントロールしようとしているのではと疑心暗鬼にさせてしまうことがある。

同情は、上から哀れみを受けているように感じてしまうのでNG

激励は、十分悩んだ末に打ち明けたときは、これ以上頑張れというのかと辛くなる

その人の悩みの解決策はすでに本人の中にあるもの。そういうときに、こちらの意見や解決策を押し付けても相手は受け止めることができない。

では、どうやって相手の話を聞けばよいのか

相手が投げたボールをそのまま投げ返す。

受動的な聞き方と、能動的な聞き方がある。

受動的な聞き方とは

そうなの、それで、なるほど、うんうん、と相槌をうち、共感しながら黙って聞く。

しかし、相手が悩みを持っている場合はこれだけでは足りないので、次の能動的な聞き方も加える

能動的な聞き方とは

話し手の言ったことを「繰り返す」「言いかえる」「気持ちをくむ」の3つで、「私はあなたの言ったことをこのように理解していますよ。この理解で正しいですか」と確認をとりながら聞く方法。

「前の学校に戻りたいのね」(繰り返す)

「今の学校になじめないのね」(言いかえる)

「学校の事で悩んでいるのね」(気持ちをくむ)

良いカウンセラーは、このように聞くことによって相手の問題を鏡のように写し出し、相手にとってわかりやすくしてくれる。アドバイスや指示をしないようにしているので、相手が自分で解決できるように手助けすることができる。

ただし、能動的な聞き方で気をつけることは、きちんと相手の心に寄り添い、不安なんだろうな、辛いんだろうな、苦しいんだろうな、悲しいんだろうな、と共感すること。

悩みや問題を抱えているときのサイン

怒りっぽくなる、はしゃぎすぎる、眠りすぎる、ドアをばたんと大きな音で閉める、飲みすぎる、食べ過ぎる、乱暴、長電話が増える、眠らない、疲れやすい、過剰な買い物、食べない、無口になる、ため息が多くなる、帰宅が遅くなる、学校へ行かない、目を合わせない、家族を避ける、部屋に閉じこもる、泣く

相手のサインに気づくことは大事だが、相手が話さない限りは必要以上に立ち入らない。

しかし、「今は話したくないのね」「何かあったら相談にのるよ」「話したくなったらいつでも聞くよ」と声をかけて見守ることは必要。

「あなたメッセージ」は攻撃的なのでやめ、「私メッセージ」で伝えよう(自分が嫌だったり困っているとき)

相手の自尊心や信頼関係を壊さずに、自分の嫌だという気持ちを伝えるには、嫌だ・困ったのは自分なので、会話の主語を「わたし」にしよう

私メッセージの要素

・相手の行動を非難がましくなく描写する(いつも、また、などは攻撃的になるので、使わない)

・相手の行動が私に与える具体的な影響や、困る理由を伝える

・その影響からくる私の正直な気持ち・感情を表現する(感情はとても大切。これがあるから行動できる)

例:「靴下を脱いで部屋の隅に置いておくと(相手の行動)、気が付かなくて洗濯が終わった後で見つけたりしたら、もう一度洗濯しなければならないので、二度手間になるの(私への影響)、私はがっかりするのよ(私の感情)」

私メッセージで言っても反発されたときどうするか。相手の言い分にも耳を傾けよう

自分の気持ちを正直に話したら、相手が「嫌だ・困った」気持ちになってしまった場合、相手も反発する。相手はこちらの気持ちを受け止める余裕をなくしてしまったのだ。

そんなときは、相手の言いたいことを能動的な聞き方で受け止めて、相手の否定的な感情を解放させ、相手に余裕ができるようにする。そして、相手が落ち着いて来たら、また私メッセージで伝えるとわかってもらえる確率が高くなる

例:母「洗濯物が外に出ていると、お母さん仕事から帰って夕食の準備もしなきゃいけないし、一人であれもこれも家事をするのはとても大変なのよ。とても疲れているからがっかりする」

こども「私だって部活で疲れてるんだもん」

母「そうか、真理も部活で疲れているのね」(能動的な聞き方)

こども「そうだよ、もうすぐ試合だからさ」

母「もうすぐ試合なんだ」(能動的な聞き方)「でも、お母さんも家計を支えるために一生懸命働いているの。真理が家事を手伝ってくれると、とても助かるし、一人で何もかもするのはとても疲れるのよ」

こども「はいはい、わかりました。今洗濯物取り込むね。今日のご飯何?」

「ゴードン博士の親になるための16の方法」

自分が何に困っているのか率直に私メッセージで伝え、相手の言い分にもきちんと耳を傾けること!

「えらい!」よりも「嬉しい」、「ありがたい」、「安心した」という私メッセージで伝えるといい

家族力を高める私メッセージ

できていること、やっていることに目を向けて肯定的な感情を贈り合うことが家族力を高める。

対立は誰でも起こるし、自然なこと

対立=けんかは悪いことではなく、お互いにきちんと話し合い、共に納得できる解決にたどり着ければ信頼関係が増す。

解決の方法は、お互いに受け入れられる解決策を一緒に探そうとしながら話し合うこと。これを勝負なし法ともいう。

勝負なし法の6つのステップ

ステップ1 お互いの欲求を明らかにする

本当の欲求を明らかにするには、「行動、影響、感情」で構成された私メッセージで会話する。相手の欲求を明らかにするには、しっかり耳を傾ける能動的な聞き方が効果的。

ステップ2 解決策を出し合う。ブレーンストーミングする

出てきた案に、批評しない。どんな案も受け止める

ステップ3 解決策を評価する。反対する人が一人でもいればそれは採用しない。出てきた案をくっつけたり切り離したりしてもよい。いくつか案が絞れたらつぎのステップ

ステップ4 解決案を決定する

案に対して賛成反対の投票はしない。投票にすると勝ち負けが生まれるから。全員合意したものを選ぶ。合意が得られない場合、1のお互いの欲求がずれている可能性がある。そんなときは、また最初から話し合って、解決策を探す。

ステップ5 計画・実行の話しあい

実行にうつすために、誰が、何を、いつまでに行うか明確にする。長時間実行する場合は、みんなが見えるところに決まったことを紙に書いて貼っておくことをおすすめ。子どもに書いてもらうといい

ステップ6 実行した結果を調べる

実行した結果、全員が満足しているか確認することは大切。やってみて不満がないかしら、と確認することで誰も負ける必要がない話し合いだということが再確認できる。

環境を変えて問題を解決する

私メッセージで伝えてもわからない赤ちゃんなどについては、環境を変えて問題を解決するのがよい。例えば危険なものを取り除くなど。

環境改善の4つの方法

1.加える

子どもも料理の道具を使いたがるが、余分にない場合→新たに買って渡す

公園で泥だらけになって帰るまで大変な子ども→大きなたらいを買って、泥を入れ、庭に設置したら、子も親も楽になった。

電車で帰省の際、動き回って困る→粘土を買い与えたら静かに座って遊ぶようになった

子どもが一人で起きないので、子供専用の目覚まし時計を買ったら起きるようになった

2.引く

朝、食事のとき子どもがテレビを見ていて食事が進まないため支度が遅れる→食事中はテレビを消し、ラジオを聴くようにした

本をたくさん買うのですぐに本棚がいっぱいになってしまう→本を汚さないように読み、すぐにリサイクルショップに売るようにし、同時に図書館の利用も始めた

玄関がすぐ靴であふれる→良く履く靴だけ玄関に置き、それ以外は納戸に片付けた

3.変える

子どもが自分でハンガーにかけられるように、フックの位置を低くした

子どもがドアを開けっぱなしにする→自動的に閉まるように、ドア上部にバネ式の器具をとりつけた

子どもがコップを良く割る→プラスチックのに変えた

外遊びの道具を家に片付けない→箱を家の外に置くようにした

子どもが小銭をしまわない→透明の貯金箱に変えたら、お金が貯まることを実感でき、小銭をいれるようになった

食事中にみんながテレビに集中してしまう→テレビを別の部屋に移した

子どもが自分の部屋に寝たがらない→子どもが喜ぶキャラクターのカーテンや寝具に変えたところ一人で寝るようになった

4.計画する

テレビを見だすと子どもがお風呂に入りたがらない→見たい番組を聞いて、お風呂に入る時間予定表を作り、テレビの横にはった

カレンダーに家族全員の予定を色分けして書くことで、お互いの予定を確認できるようにした

食事中にみんなテレビに夢中→土日だけはテレビを消して食事することにした

子どもが成人し、一緒に住んでいても全員がそろわないことが増えた→1年に一度は家族旅行を計画するようにした。その資金作りにみんなで500円玉貯金を始めた

お母さんのイライラや不安をいかに緩和できるかはお父さんの手助けがどれだけあるかに大きく左右されます。夫とのコミュニケーションに満足を感じているお母さんはイライラや不安を感じにくいという結果が出ています。お父さんの協力に加え、子どもと離れ息抜きできる自由時間を確保することをおすすめします。子どもにとって最高の環境はお母さんが笑顔でいること。

価値観が違っていたらどうするか

お互いの欲求が対立した時の改善策として、「私メッセージ」「勝負なし法」「環境改善」がありました。

しかし、これを使っても解決しない問題がある。それが価値観の対立である。

自分が大切にしているものを非難されたり攻撃されるととても傷つきます。なぜなら、好きだったり、大切にしていたり、信じていることで相手に迷惑をかけるとは思えないから。

親子の価値観の対立では、特に親が「親の権威」を振りかざして、子どもを従わせようとすることがしばしば起こります。

「親の権威」の二つの意味

1.他人を強制し、服従させる威力。権力と同じ意味

2.その道で第一人者と認められる人。

このどちらを使うかで、人間関係に大きな差が出る。

1の方を使えば、人間関係は殺伐としてしまう。なぜなら、支配者と被支配者の関係になるから。支配されるものは支配するものを心から信頼することができない。そういう理不尽な力から自分を守ろうとして、反抗したり、嘘をついたり、イヤイヤ服従したり、そこから逃げ出したり、自分より弱いものをいじめて鬱憤を晴らしたりする。そして、家族の場合、家族がやがてばらばらになる

2の方を使えば、人間関係に問題が起こることは少ない。なぜなら第一人者とは他者から尊敬され、認められる存在だから。周りの人は一目置いているので、その人の意見を聞きたいと自ら願うから。強制しなくても、相手が進んで相談に来る。

だから、自分の価値観を相手に伝えたいなら、支配者になるのではなく、第一人者として周りから尊敬されることが求められる。具体的にどうしたら、価値観の対立を解決できるのか。

価値観の対立を解消する4つの知恵

相手に自分の価値観を伝えたいと思ったら 例「コーヒーの飲みすぎは体によくない」などのこと(この言い方は良くないので次の知恵を参照)

1.模範を示す

相手に自分の価値観を伝えたいなら、模範を示すこと。しかし、即効性は期待できないが、着実に価値観を伝えることができる。

親の価値観は何もしなくても子どもに伝わっていくが、友人や先生、テレビやインターネットからいろんな価値観を身につけていくので、ときには積極的に自らの考え・価値観を言葉にして語っていく努力も必要。そのためには、いつも親子のコミュニケーションを大切にしていないと、親の話には耳をかしてくれなくなる。

子どもが成長していく過程では、たくさんの大人の価値観との触れ合いが必要だと思う。いろんな職種、素敵な大人、一芸に秀でた大人などに子どもを出会わせてあげることが、親にできる大切な役目だと思う。

2.コンサルタントになる

有能なコンサルタントは、豊かな知識、情報、経験、能力を持っていないと務まらない。そして、相談者に対して無理強いはしない。提案するだけ。決定権は相談者にある。

この「有能なコンサルタント」のルールで価値観を伝える方法を考える。しかし、子どもに親が有能だと認められなければこの方法は使えない。

例「10代のこどもに喫煙をやめさせたい」

→データをそろえる:10代の喫煙の体への影響、がんの発生率、脳に及ぼす影響など・・・

親や先生がコンサルタントとして信頼されるのに必要なこと

・第一人者と認められるようになる努力

・経験知識が豊富だからといって、一方的な言い方をするのではなく、子どもが理解したり、興味をもったりすることができる語り方

・反発があった場合の、子どもの意見を受け止める聞き方

・お説教にならないように心がけることが成功のポイント。大切なことを一度だけ伝え、選択は相手に任せるという心意気が相手の心に深く残り、親の信頼を得ていると子どもが感じることができる。信頼されると人は相手を裏切ることがなかなかできない。

・子供は子どもの人生があるという母子分離の考え方

3.自分の価値観を見直す

時代遅れになっている価値観も沢山ある。

大切な家族や周りの人と関係を悪くするほどこだわっている価値観はどこからきたのでしょう?いつその価値観を身につけたのか見直してみる価値はあると思われる。

4.祈り

価値観の対立が起こったら、相手に働きかけるにも自分が変わるにも大きな葛藤を伴う。

相手に幸せになってほしいと願うからこそ葛藤が大きくなるが、子どもの人生は子どものものなので、伝えるだけ伝えた後は、子どもの決断を見守るしかない。

夫婦の価値観の一致よりも、性格の一致が幸福な結婚の条件になっているというデータもある。

親から見れば失敗だと思われるような生き方も、子どもにとっては大きな学びにつながっていることもある。それをどこまで受容できるかが、真の意味での親の大きな愛のような気がします。そして、その大きな愛を与えることで、親も人間として成長するのではないでしょうか。

祈りとは、変えられること、変えられないことが確かにあるということを知っていても、相手のためを思い、自分が信じる価値観を伝えたいという願いをあきらめないという決意の祈り。

家族力の源泉は夫婦の関係にある

この本に書かれたコミュニケーションのやり方は、親子だけでなく、どんな人間関係にも効果を発揮する。

父と母が笑顔で楽しく暮らしているだけで、子どもは安心して物事に取り組める。

夫婦が仲良く、深い絆で結ばれている姿を見せることが大事。

夫婦2人で過ごせる時間を意識的につくることをおすすめ。

家族が出来上がるまでには時間がかかるということを覚悟しておけば、さまざまな問題が起きてもあわてずに済みます。家族にさえなれば、すぐ仲良くなれるという幻想を抱かないこと。

以上、『ゴードン博士の親になるための16の方法 家族をつなぐコミュニケーション』からのメモでした。

読むのも、書くのも内容が盛りだくさんで役に立つので、ここまでくるのに苦労しました。

人間関係に役立つこといっぱい書いてありました!これを小学生や中学生の教科書にしたいぐらいです!

スポンサーリンク
レクタングル大
レクタングル大
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA