武田双雲さんの子育てに共感しました

こんばんは、るーるーです。

今日も子が寝てからブログを書いています。

子は2歳になりましたが、昼間に沢山刺激を与えないと、夜眠りにつくのが遅くなるので困っています。

ですが、おしゃべりもいろいろ話せるようになり、断固とした自我もあり、とてもかわいいさかりです(今が一番かわいいころだな、と父が言っていた。私はいつもかわいいと思っていますが、今は話すのも、遊ぶのもたどたどしくてかわいいですね。)

今回は『子どもといることがもっと楽しくなる 怒らない子育て』という書道家の武田双雲さんの本を図書館で借りてきて、とても共感できたのでメモしていきたいと思います。

初めての子育ては不安だらけ、だけどちょっとした工夫やテクニックで楽しくてわくわくする毎日にできるんです

目次

第1章 どうして怒ってしまうの?

第2章 子育てはテクニック

第3章 イライラに効く処方箋

第4章 家族のキーワードは上機嫌

第5章 言葉力を磨けば子どもが輝く

第6章 究極は今を楽しむ力

第一章 どうして怒ってしまうの?

・子育てってとても大変、どんな仕事よりも難しい

・どうしてそんなに怒ってしまうのか~必死に頑張ったり、我慢したほうがいい、苦しんだ方がいい、そう教えられてきたから

・子供の幸せを願う一方で辛そうな方が安心!?~自由って素敵、好きなことをやろう、と武田さんは子どもたちに言うそうです。でも、好きな人を苦しめたり、傷つけたりしてまでやることではない。本当の自由とは社会からの逃避ではない、ということも教えたい、と。

・僕らの世代は頑張らなきゃいけない病

・子どもに対する怒りやすべてのネガティブな感情の正体は、不安なんじゃないかな~この本では不安の正体をひとつづつ暴いてポジティブに変換していこうと思います

・人間は危険から身を守るために「心配性」にできている~だからこそプラスの要素を見つけていこう。武田さんももとはネガティブ。だけど、ポジティブなことを探して数えていくことによってポジティブになれた。相手の行動に対する解釈をポジティブにしていくと、ふたりの関係性が良くなっていく

・うちの子大丈夫ですか?とよく聞かれるが、どの子も親も大丈夫。それぞれに持った素晴らしい個性がある

第二章 子育てはテクニック

・氾濫する育児のノウハウに悩んでいる人は・・~まずはやってみる。これがすごく大事。そして、一つのやり方に固執せず、試したときの自分の感覚に素直になることが、実は「ぶれない子育て」の秘訣です

・子供を変える近道は、自分からマイナーチェンジ~これから紹介するテクニックをまずはやってみること

・ネガティブな言葉がけはやる気をなくすだけ

・親の言うとおりにする子はとっても危険です~怒られたときの感想は「怒られて嫌だ」しかない。親に怒られないように行動しようという動機はその子の思考を止めてしまう。

・言えばわかる、そんな幻想を手放そう~人間同士はほとんど分かり合えないという大前提を持つことが大事。言葉でのコミュニケーションは言いたいことの3割ぐらいしか伝わっていないことが多い。それに気持ちや感情は刻々と変化している、ということも忘れないで。人間は気まぐれな生き物だからすべて筋が通っているわけじゃないんです。だからこそわかり合おうとすることを大事にしたい。投げた言葉に即効性はないので、口だけで人を動かそうとしないこと。人は言葉で動かせるもんじゃないという前提に立つと、気持ちが楽になる。

・キャッチボールの準備、子どもはできている?~普通のキャッチボールをするときみたいに、相手が準備できたか、ほんわか会話しながら相手の様子を見ながら、まだいけそうだったらスピードを上げてみたり。でも、ほとんどの人は言葉のキャッチボールになると、キャッチボールをしようとしていない。ただ相手に投げつけているだけ。伝えようと思ったら、まずは相手のグローブをこちらに向けてもらうことが必要。まずは、子どもに共感したり、ほめたり、ポジティブな言葉を投げかける。

・子どもに好奇心を持って聞き上手になろう~聞き上手とは、僕は相手が考えたり感じていること、伝えたいことをそのまま受け止めることだと思います。その秘訣は、相手に対して強烈な好奇心を持つこと。大切なのは、わかったつもりにならないこと。表面にあらわれている価値観や悲しみや怒りを自分の価値観で意味をつけたり判断したりしないこと

・好奇心を持つと新しい扉が開ける~どうしてそう思うの?どうしてそうしたいの?へえ、そうなんだ、と好奇心を持てば、決めつけ、命令、指示は自然に減ります。

・欠点を長所に言いかえてみよう~言いかえるとどうなるか、わが子だと思わず紙に書いてみよう

・評価ほめではなく、感動ほめでほめる。~すごい!いいね!ブラボー!もう幸せ!いえい!さすが!似合ってるね!素晴らしい!ありがとう!子どもとのコミュニケーションテクニックとして感動ほめは欠かせません

・見返りを求めない「徳貯金」をはじめよう~見返りを求めずに与えるポイントは、「楽しむ」「能動的」「相手の気持ちを察する」この3つがクリアできていれば見返りは必要なくなる、だって自分が楽しいんだから。徳を誰かに与えているといつかどこかで返ってくる

・叱るときは短く、日ごろの関係性が大事~叱るとき自分を主語にしたアイメッセージで。私はこう思う、私はこうしてほしい。など。キャッチボールできる態勢を作ってから。キャッチボールできる態勢ができてないと、何を伝えても無駄。

まず子どもを見て、気持ちや話を聞いて共感して、心を開く。いつも完璧じゃなくてもいい、やり直せばいい。

 

第3章 イライラに効く処方箋

・感情を吐き出すことがすごく大事

・とりあえずイライラしてもいいんじゃない?~イライラして来たら、「イライラしてきたぞ」「怒りたくなってきたわ」と声に出してみるのがおすすめ

・イライラを少しずつ減らす方法~子どもがやりそうなことを予測しておけば、その対応の準備をしておけば、イライラが減る。

・不安メガネは自分ではずせる~イライラの原因の多くは焦りや不安。不安になりやすい人はニュースを見るのをやめる。武田先生は情報科学科を卒業したが、情報のほとんどはネガティブなものだそうだ。人のうわさ、テレビ、ニュースはほとんどネガティブなので、受け取る量を減らすこと

・ネガティブな環境から自分から離れる~いくら仲良くなっても入り込みすぎないことが大事。

・イライラ解消初級、不安を書き出す。~見えるとそんなに不安じゃなくなる。解決できそうなものにはチェックをつける。それでも残ったものは3つに分けられる。「今すぐ本当に解決したいもの」「人に任せれば解決できるもの」「今解決できなくてもいいもの」このなかであなたが取り組むべきなのは、本当に解決したいものだけ。それ以外はあなたが考えなくてもいいこと。解決策として、何かをやめる、というのは難しいので、何か新しいことを始める、という方法がよい。そして、その解決策を書いて、見えるところに貼って何度も見ること。

・イライラ解消中級、あるものを数える~あるものを数える習慣を作ると、感謝の気持ちが生まれ、奇跡だと思っていたことがあっさり叶うようになる

・イライラ解消上級、いい自分にアクセスする~人間はもともとみんないろんな能力を持っているから、必要な能力を引き出せばいい。ネガティブな人でもポジティブな部分があるはずなので、そちらを選ぶ回数を増やしていく、ということ。どんなふうに振る舞うかは自分で選べるということ。

・見方を変えるとイライラから解放される~忙しい→充実している

第4章 家族のキーワードは上機嫌

・一人で子育ては無理、プチ家出のすすめ~子育てを一人でやるのは無理。夫やおばあちゃん、おじいちゃんにもっと甘えましょう。一人で子育てすることをあきらめてください。一人で外に出てリフレッシュ。お母さんが幸せなら子どもも夫も幸せになる

・上機嫌を増やして家族でいい循環を作る~心の健康の秘訣は楽しむこと。どうやってその場を楽しむか、みんなで楽しむにはどうしたらいいか

・夫婦の時間も大切にして上機嫌でいたい~おすすめは夜のドライブ、子どもも寝てくれる。たまにはじじばばに預けるのもいい。

・つらいときは弱音をはこう~

・家族のリズムを立て直す、夫婦喧嘩をしよう~

・コミュニケーションは常に取り続けてないとお互いの事がわからない。ずっと一緒にいるからわかるでしょ!という思い込みは大きな間違いです。だって、感じていることや考えていることは刻々と変化するから。

・意見が違うときこそ新しい発想が生まれる~言いたいことはまず並べる。自分も相手も。そして打つ手を考える。相手の要望はクレームと同じで改善のヒントが眠る宝物。

・親子も夫婦もリスペクトする友だと思って~武田先生の家族はみんな対等で上下関係はない。家族会議の目的は相手をつぶすのではなく、お互いにハッピーになること。

・僕だっていつも上機嫌でいるコツを探してる~夫婦お互いに家族以外の充実した時間を作る。普段から妻との関係を良くしておく。そうして自分がイライラしないように予防しておく。家族がいくら仲良くても、誰でも一人の時間は必要だと思います。

第5章 言葉力を磨けば、子どもが輝く

・「理想の子育て」といって思い浮かぶキーワードは?紙に書いて貼っておくとよい

・子供をわくわくさせる言葉のかけ方~手を洗うのが楽しくなるには、考えたこと。それは息子と一緒に石鹸を買いにいって、一緒に選ぶこと。目標は手を洗うのを楽しくできるようにすること。

・小さな子供でも言葉の本質を見抜く。優しくいってもその本質が強制ならば見抜かれている。

・右肩上がりだけが成長ではない

・なんで?にはなんでだと思う?と返す。誰かに押し付けられるのではなく、自分で考えることが大事。

・知るより、好むより、楽しむが最強!武田先生は楽しそうですね、とよく言われる。楽しいことしかやらない。なんでも楽しむって決めてるから。でもやりたいこと以外やらないわけではなくて、なんでも、大変そうなことでも楽しむんです。仕事をどれだけ減らせるか、とかお弁当作りを楽しもうとか、効率よくやるにはどうするかを考えて楽しんだりする。楽しいと、楽しいことが寄ってきてどんどん楽しくなる。ゆとりがない人は、何かを減らすのではなくて、一つ一つを楽しめばよい。

・常識にとらわれずその子にカスタマイズ~塾の先生に、宿題を減らしてもらったり、やってもやんなくてもいいことにしてもらったり

・どんなことでも楽しくなる「楽しそう!」の魔法~武田先生はことあるごとに子どもに「つまらないことをいかに楽しめるかだ」と声をかけている。

よし、掃除楽しもう!と言ったり、書いてみたりする。楽しもうとしても難しければ、楽しそうでもよい。表情も大事、笑顔で歌ったり踊ったりしながらやってみる。

・育てたいのは上手い、よりも夢中力~習い事でもなんでも、ワクワク動機で動こう。いい賞をもらったりしなくてもいいから、楽しいかどうか、夢中かどうかだけに専念して考えてほしい。子どもの輝きを見つけようと思いながら見てみると、輝いているところいっぱいあるはず。

・どんなことでもゲームにしちゃう~明日の朝、どれだけスムーズに起きられるかゲーム。どれだけいい声で家族におはようと言えるかゲーム。あと何秒でこのイライラを完全に消せるかゲーム。このゲームは、どこでもできるし、一人でやっているので勝ち負けがないのがよい。

・ユーモア力を高めて家族で笑顔~くだらないことだって、ユーモアをやろうとしている時点で毎日なごみます。

第6章 究極は今を楽しむ力

・今ここに生きている奇跡~毎日すごく恵まれていてラッキーなことが起きているのに、自分に価値があるのにもったいないな、と思います。40世代さかのぼると、ご先祖様は約1兆995億人もいて、その中の誰かが一人でも違えば自分は生まれていない、そんな奇跡的なつながりで生まれた自分がここにいること。自分の子どももラッキーだと思うし、生きているだけでラッキーなんだって感謝しよう。

・感謝の気持ちを伝えてみよう~相手のいいところ、好きなところ、すごいと思っていることなどを伝えよう。子どもに感謝の手紙を書くのもよい。

・未来の心配はやめて今を応援しよう~武田先生は心配性だったから、できるだけ質の良い心配にしようと工夫してきた。心配に、「り」をつけると心配り。心配りができると良質の心配になる。

食べることに集中して味を感じたり、立った時足の裏の感覚を味わったり、風を感じてその感覚を味わったり。武田先生は、最高の今日が続いていればそれが最高の未来になると信じている。

・勝ち負けよりも大事なこと

・一緒に遊んで楽しさを分かち合う~まだ正しいかどうかわかりませんが、武田先生は子育てで一番大事なことは、子どもと一緒に楽しい時間を共有することだと思っています。

・幸せになる秘訣は幸せって言うこと~あ~幸せって言っている人が一番幸せなんです。幸せって口癖のように言っていると、僕たちは幸せなものを探すスイッチが入るんです。1日でもいいのでやってみよう。

まとめ

つまらないことをいかに楽しめるか。自分のも人のもいいところ・ポジティブな面を見るようにする。今を楽しむこと。言葉を発する時、相手も言葉のキャッチボールができるように心配りすること。

武田双雲先生は、書道家としては知っていましたが、子育ての先輩としてもとても色々考えていて、楽しんでやろうというところがいいなと思いました。

私のやりたい子育て、家族のあり方として考えていたのは、幸せになれる人になってほしいとか、幸せな家族になりたいという漠然としたものだったのですが、この本を読んで、私の考えていた幸せの内容がわかりやすくなったと思います。

楽しむこと、それが私が一番苦手だと思っていることだったのです。

だけれど、武田先生の書かれた文を見ているとそれだけで楽しい雰囲気が伝わってきました。楽しい感じの雰囲気がつかめたし、楽しいことしかしないと決めている先生のポリシーを私も見習いたいなと思いました。

先生は楽しむにもいろいろと工夫なさっているようなので、私もできるところからやりたいです。もしかしたら楽しむとは、技術も必要なのかもしれませんね。

見やすく、わかりやすい文ですぐ読める本なのに、中身が濃くて、メモすることがいっぱいでした。良い本を世に贈ってくださってありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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